たまこラブストーリーを観ようという話
たまこラブストーリーを観てきました。
結論から言えば最高に良かったしぜひ観るべきだって感じなんですが、どうも「たまこまーけっと」の印象が良くなく、それを理由に観に行こうという気にならない人がいるんじゃないかという気がしたので、そこら辺についてある程度安心できるぞって事を書きます。
この映画は実は「たまこラブストーリー」と「南の島のデラちゃん」の二本立てです。スタッフも分けてクレジットされています。
映画泥棒のダンスの後まずスクリーンに映し出されるのは「南の島のデラちゃん」です。
堪えて下さい。映画館に来たことを軽く後悔しそうになりますが数分間嵐が過ぎるのをぐっと堪えることが肝要です。というのもこれが実は「屠殺」だからです。「南の島のデラちゃん」はスナッフムービーなんです。
TVアニメーション「たまこまーけっと」を下地に映画を作る以上主要キャラクターであるデラちゃんを無視する訳にはいかない。しかし鳥と豚は殺されるべきである。そこでこの作品では本編に入る前にまとめてデラちゃんを登場させ、「はいもう責任は果たしたでしょ」とばかりに以後一切の物語への鑑賞を許しません。安心して堪えて下さい。(たまこラブストーリー本編にはデラちゃんは多分10秒と出てこないです)
「南の島のデラちゃん」が終わると「たまこラブストーリー」とタイトルが宣言され本編が始まる訳ですが、ここから既に「俺は以前とは違うぞ」と敵意を剥き出しにしてきます。タイトルの出し方が非常にオシャレなんです。意味深なリンゴを背景をぼかしながら写して白抜きの細いフォントで「たまこラブストーリー」です。
大体こんな感じです
そこから先は実際「以前とは違い」ガーッと行ってガーッとなってワ~ッ!たまこ~!!!!って感じです。
ともかく「たまこまーけっと」的な茶番感はしっかりと反省され、負の遺産として適度に処理されているのでその点に関しては安心してくださいという話でした。